2015年02月08日

練馬のカタバミ図鑑

身近すぎて名前などおざなりにされがちなカタバミたちを今回はちょろっとご紹介。
カタバミは、葉っぱが昼に開き・夜に閉じて就眠する。葉が閉じている時は片方だけに葉が付いているように見えることが名前の由来です。
寒くなっても咲いている種類もあるので、それらと一緒に今年の春から見られる種類も予習してみよう。

○アカカタバミ 
katabami-aka.jpg
3月下旬〜5月。小さな赤い葉っぱと黄色い花(花中央に赤い輪が見られる。横に這って伸びる。

○ウスアカカタバミ 
katabami-usuaka.jpg
3月下旬〜5月。アカカタバミよりは緑っぽい薄赤の葉っぱに小さな黄色い花。一番よく見かけるかな?

○カタバミ 
katabami.jpg
3月下旬〜5月と、秋。緑の葉っぱに小さな黄色い花。横に這って伸びる。花茎が赤っぽい。

○オッタチカタバミ 
katabami-ottachi.jpg
4月下旬〜5月。緑の葉っぱに小さな黄色い花。上に立つように伸びる。花茎が緑。北アメリカの帰化植物。

○オオキバナカタバミ(キイロハナカタバミ)
ookibanakatabami.jpg
春と秋(3月4月・9月。緑の大きな葉っぱに大きな黄色の花。南アフリカ原産の帰化植物。たまに1月に咲いてるのも見かける。

○イモカタバミ(フシネハナカタバミ)
imokatabami .jpg
3月〜12月。緑の大きな葉っぱに大きな濃いピンクの細めの花。根が芋状。葉に光沢はない。南アメリカ原産の帰化植物。たまに1月も咲いてるからホボ一年中見られるの。。

○ムラサキカタバミ
murasakikatabami.jpg
4月5月。緑の大きな葉っぱに大きな薄ピンクの細めの花。南アメリカの帰化植物。

○サンカクカタバミ
sankakukatabami.jpg
5月〜12月。赤い大きな葉っぱに大きな薄ピンクの細めの花。葉っぱが三角。ブラジル原産の帰化植物。
sankakukatabamiM.jpg
緑の葉っぱで白い花もある(あんまり見ないけど。
赤い葉のは和名で「紫の舞」と呼ばれたりするのに対して緑の葉のは「緑の舞」と呼ばれる。


※※因みにイモカタバミに似ている紛らわしいのもある。違いがよく分からないのもあるけど。。
○ハナカタバミ
hanakatabami.jpg
秋・9月〜11月。緑の葉っぱに大きな濃いピンクの丸めの花で、花の中央が黄色くて可愛らしい。花柄や葉柄に細かい毛が密生する。南アフリカ原産の帰化植物。

●ベニカタバミ
春・4月〜6月。光沢のある緑の葉っぱに大きな凄く濃いピンクの花。花が巨大なイモカタバミによく似ている。花の割に葉が小さい。南アメリカの帰化植物。



花を見られる季節は地域や場所で違うんでしょうけど、取り敢えずつぶサマお散歩コースで よく見られる季節をかいてみた。ぐるっと一年掛けて近所で咲いてる花を撮り溜めてみましたぞよ(←ヒマジン&モノズキ
モサモサつぶサマとサンカクカタバミさん
tubukatabami.jpg
真冬以外はチョイチョイ咲いている。

で。病院のミニミニガーデンには昨年の春に白いオキザリスを植えました。
hana-kata.jpg
つぶサマとオキザリスさん
オキザリスもカタバミではありますが、園芸用に改良された綺麗な花のものを一般的にオキザリスと呼ぶようです。(でも上記の帰化植物達も和名じゃなければ「オキザリス・なんちゃら」達です。
オキザリスと呼ばれる子らは花が大きかったりして綺麗ですね。

因みに春に植えた病院のオキザリスは結局何個か咲いただけで終わっちゃった。今はヒョロっとした葉が出ているのみです。今年は咲いてくれるだろうか。。
場所が良くないの。それは昔っから分かっている(分かってるなら諦めろよってね。。
ホントは掘り起こして土壌改良とかしてあげたいんだけどね〜。(やらないけどね〜。

ニックネーム dango at 11:35| ときどき野草の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月28日

カラスとスズメとオレサマとソノタ

身近な植物。4月下旬はマメ科の野草らの花が綺麗でした。5月下旬にはみんな種になっちゃいました。


特に良く目にするのはちょっとした空き地にも花畑を作っちゃうカラスノエンドウ。
mame-karasunoendou.JPG
鮮やかなピンクでカワイイです。
花が終わるとすぐ種を作る。小さなえんどう豆みたい(食べれません。
mame-karasunomi.JPG
それが熟すと鞘が真っ黒になる。それで「カラス」。
mame-karasunomi2.JPG

mame-enoendou0.JPGカラスとオレサマ



もっと綺麗で、我が家の近所では空いてる畑に毎年一面の紫色の花畑を作る「クサフジ」。
mame-kusa1.JPGミツバチも沢山来る。
花がどんどん咲くので豆もどんどん出来ます。種は小さなさやえんどうみたい(食べれません。
mame-kusa2.JPG
紫が定番ですが、淡いピンク色もある。
mame-kusa3.JPG
因みに種は熟しても鞘は黒くならないです。
mame-kusa4.JPG種が太ってきてる。
鞘がカラカラに乾燥する頃、中の種だけ黒く熟します。

mame-kusa0.JPGクサフジとオレサマ



そしてもっと小さな豆を作る「スズメノエンドウ」。
mame-suzumenoendou.JPG
淡〜い紫(というか白)のスゴク小さな花を咲かせます。ので、もちろん種も小さい。その形はエンドウっていうよりは小さいエダマメみたい(食べれません。
毛もいっぱい生えててホント枝豆そっくり。
mame-suzumenomi.JPG
そして熟すと鞘が黒くなる。
mame-suzumenomi2.JPG
カラスより小さいから「スズメ」。安易ながらもカワイイ名前。身近で分かりやすく馴染みやすい。


因みにカラスノエンドウとスズメノエンドウの種を比べてみるとこんなに違う。
mame-enoendou.JPG
鳥のカラスとスズメくらい違うね。犬で言うとツブとにっちゃんくらい違う。


そしてプチプチ雑学。
実はもう1つそっくりな花がある。「カスマグサ」なる花も存在することを知っていた?大きさはカラスとスズメの中間くらいで種はカラスに花はスズメに似ているそうです。ワタクシも見たこと無いのだけれど。
名前がスゴイですよね。。カラスとスズメの真ん中で「カスマ」。
う〜ん。。「ヒヨドリエンドウ」とか「ムクドリエンドウ」とかにしてくれたらよかったのに。残念。。
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2013年05月09日

ハルとヒメとヨメ

そろそろお花畑になってきたハルジオン(左:ハル)とそれにそっくりなヒメジョオン(右:ヒメ)。
haruhime-hana.JPG

見分け方は・・・もう結構知ってるヒトも多いでしょう。でも分かりやすくまとめてみた。

@先に咲くのがハル、後に咲くのがヒメ。
 我が家(東京)では4月頃からチョイチョイ咲いているのがハルで、ハルが満開になった5月頃から咲き始めるのがヒメです。

A頼りないのがハル、強そうなのがヒメ。
 見た目の印象ですが、実は茎をブツッと切ると切断面が中空なのがハルでしっかり白く詰まっているのがヒメなのです(下写真・左:ハル、右:ヒメ)。
haruhime-kuki.JPG
この印象はワリとあたると思いますが、それでも逞しいハルもいるし、かよわいヒメもいる。「そんな不確かじゃ分かんないよ〜」という方は、次。

B葉っぱの付き方が違う!
 茎を包む様に付いているのがハル、茎にペトッとくっ付いているのがヒメ。
コレはワリと分かりやすいのではなかろうか。ブツッと切断するのが可哀想だと思う方でもコレならいける(下写真・左:ハル、右:ヒメ)。
haruhime-ha.JPG
他にも蕾の付き方がダラ〜ッとしてるのが春で、ワリとチャキッとしてるのがヒメ。とかあるけど。やっぱりだらしないヒメもいるしね。

我が家の近所ではワリとハルが優勢ですが、どちらもよく咲いています。子供の頃は姫はピンクの花だからヒメなのかな〜とか思っていたけど、姫とはそんなに可愛らしいものでもないのを大人の今は知っている。。。
ちなみに漢字は、ハルジオンは春紫苑、ヒメジョオンは姫女苑と書く。

ではツブに問題。
コレはハルとヒメどっちだ〜?
harutsubu.JPG「知ら〜ン」(正解:ハル

見分けられると愛が増すでしょ?
道端で見つけたらちょっと足を止めて観察してみよ〜♪



そして彼らに似ている花を咲かせるヨメ。
yome2.JPG
本名は「ペラペラヨメナ」というふざけてるみたいな名前を付けられちゃってます。ヨメナに似てるけどちょっと頼りなく見えるからペラペラ・・・なのか?でもペラペラって。。
咲いてる場所も葉や茎の付き方も違うので見分けられないことはまずありませんが、お花だけを見るとよく似ています。ウチの近所では川の擁壁に蔓延っています(ヒメツルソバとの2大勢力である。
yome.JPG
白い花とピンクの花が混ざっているのは、咲き始めは白くてだんだんピンクになるかららしい。
4月頃から秋まで咲いているので「無休菊」とも言われているそうです。
ハルもヒメもヨメもなかなかに愛らしいです。
ニックネーム dango at 10:56| ときどき野草の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月02日

ツクシノハヤシ

近所の畑脇の空き地にスゴイツクシの群れを発見。こんなに群生してるのは初めて見ました。
tuku1.JPG
↑ 枯れ草みたいに見える色のが全部ツクシ。まさに林。

「ツクシって食べられるんだよね〜」などと話しながら脇を通り過ぎましたらば、なんと翌々日通ったツクシ林はかなりの勢いで摘み取られてスギナ林になっておりました。やっぱり誰かが食べるために摘んだんだろうな。。
tuku2.JPGカワイイ♪
美味しいというよりは目で楽しむものなのかもなぁ。でも食べてみたいかも。

最近ますます病院周辺の道路拡張工事が進んでいて空き地も増え続けていますが、道路が出来たらこのツクシ林も潰されちゃうんだろね。ちょっと寂しい。。
ニックネーム dango at 11:05| ときどき野草の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月29日

イヌタデ食うヒトも好きずき

イヌタデ。夏から秋にみられる野草。別名は赤まんま。ピンクの粒々を米粒に見立てたんですね。お散歩コースにイヌタデ畑と化した畑がありましたがこの前久々に通ったら家が建っていた。。最近ドンドン畑がつぶれてる。。

inutade.jpgイヌタデです。
因みに「タデ食う虫も好きずき」のタデは別物。ヤナギタデという白くてもうちょっとスカスカのタデのようです。タデは辛味があって薬味に使える葉であるのに対し、イヌタデは辛味が無くって役に立たないから「イヌ」を名前に付けられちゃったタデなんだって。なんで食べられない植物ってイヌって付くんだろう。「いらぬ」から来てるのかなぁ。
因みに白くて大きいオオイヌタデもある。
inutade-oo.jpgオオイヌタデ。花が垂れてる。
大きくて赤くて綺麗なタデはオオベニタデって言うそうです。ウチの近所では見た事無いかな。。

イヌタデの仲間にはこれもよく見るピンクの花、ヒメツルソバがあります。
よく道路の隅っことかに這って咲いているカワイイまん丸の花。今年ももう結構な勢いで咲いていますね。アスファルトでも平気で蔓延る。(そのくせウチの庭に植えると全滅するんだよ・・ウチの庭ってなんか結界あるのかな。。
himetsuru.JPGロコタンとヒメツルソバ
散歩道の小さな川のコンクリート擁壁は冬から春にピンクに染まってキレイです。


イヌタデの葉に穴が開いていた。やっぱり誰かしら食べるヤカラは居るんだろう。人とは逆で虫にとってはタデより寧ろ辛味のないイヌタデが美味しいのかもね。「イヌタデ食う人も好きずき」。。
ま、そんなワケだからイヌタデを食う虫は沢山いるのかもしれない。
ニックネーム dango at 10:45| ときどき野草の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする